2010年12月10日金曜日

クマと もりと ひと


こんにちは、原田です。
先日のブログで、表参道に行って買い物をしたお話しをちょろっと書いたのですが、そのとき買い物をしたショップ「ミハラヤスヒロ」で一冊の本を頂きました。


服の話でもなければコレクションとかおしゃれっぽい話でもなくて、
クマと もりと ひと っていう本です。


「なんか最近、ミハラでクマを守ろうっていう感じのをやってるんですよね~」
っていう感じでゆる~く渡されました。

あまりにもゆる~く渡されたので、ゆる~い感じで読んでいたんですが、本を開いて5分と経たないうちに目からうろこでした。
目からうろこというより、クマがあまりにもかわいそうで目から涙でした。


最近よくクマが里に出てきて農作物を荒らしたり、人を襲ったというニュースを見ますが、
クマはもともと臆病で、人を襲ったりすることなんてありえないそうです。
食事の99%は草食で、残りの1%も昆虫とかサワガニを食べる程度。


それが、戦後に始まったスギとヒノキの造林によって、広葉樹の広がる自然の森が破壊され、
スギとヒノキ以外の動物、昆虫、植物などが一切育てない死の森に変わってしまったことで、
すみかも餌も無くなったクマさんが大暴れなんだそうです。


スギとヒノキのせいで人間も花粉にやられて大変ですね!
でも大変なのはクマと人だけじゃなくて、

・保水ができないため、水不足が深刻になる
・人工林の手入れで莫大な人件費がかかる(結局林野庁は破産。手入れが出来ない人工林は枯れてひしゃげ、材木にもならない役立たずの木になっちゃう)
・土砂崩れがおきる。
・全ての動植物が生きていけない。

といろいろな弊害があるようです。
かつて森を消した文明は必ず滅びている。という歴史があるようなので、
日本もそうならないように、クマと、森を守りましょう!


簡単にまとめましたが、この本には、もっともっと深くて悲しい現実が書いてあり、それに抵抗すべく頑張っている人たちの話も書いてあります。
自分が実際に一緒になって活動できる人はやっぱり少ないと思いますが、事実を分かってるってことだけでも大切だと思います。

もし、こんな本を見つけたら、手にとってみてください。

hair&make PRISM

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